« 放射線の易しい説明(その1) | トップページ | 放射線の易しい説明(その3) »

2011年3月27日 (日)

放射線の易しい説明(その2)

(友人に宛てて軽い気持ちで書いてみたものです。)


前の続き。

100年くらい前、
放射線の正体を研究しているうちに色んなことが分かってきた。


原子というのは、それ以上分解できないものだと信じられていたけれど、
どうやらそれは間違っていたらしい、ということとか。


原子には種類によって不安定なものがあって、
そういう原子は時々放射線を出して、他の種類の原子に変わるんである。

そうしてうまい具合に安定な種類の原子になってしまえば、
それ以上は放射線を出さない。


逆に言えば、安定な種類になるまでは、
放射線を出しながら、そのたびに次々と種類が変わっていくのである。


ってことは、時間が経ちさえすれば、
どの原子もいつかは安定になるでしょう、ってこと。

=========================================================

ところが、安定になるまでにどれだけの時間を待ったら良いか、というと、色々だ。

何億年もかかる種類もあれば、1秒もかからない種類もある。
数時間、数日、数ヶ月、数年、・・・色々だ。


え? 何億年も放射線を出し続けるやつもあるの?
そりゃ危険だねぇ。


いや、そうなんだけど、それだけゆっくり、少しずつ放射線を出すということ。

どっちがいい?
少ーしずつだけどいつまでも出し続ける物質と、
一瞬でドバーッと強烈に出して終わる物質。

どっちもそれなりにやっかいだ。

人件費を考えると、一瞬でドバーッと、の方が楽かなぁ。
それを全部、体に受けてしまうとかなり危ないけれど、
放射線が収まるまでの短い時間だけ、
分厚い箱かなんかに入れて厳重に保管しておけば何とかなりそうだしね。


そういう不安定な物質は身の回りにも沢山あって・・・、
土の中とか、木とか、コンクリートとか、岩とか。
人間は常日頃、あちこちから放射線を受けてる。


放射線は宇宙からも降り注いでる。
大気の層が守ってくれてるけれど、幾らかは届くことがある。
ジェット機に乗ると、空気の薄いところを飛ぶから、
かなりの放射線を浴びるよね。

実は人間の体からも放射線はいつも出てる。
人間だけがキレイだと思ったら大間違いさ!

ラドン温泉とか、ラジウム温泉とか、実はすごい量なのよ。
だけど、健康にいいとか言って、みんな利用してる。
だから、少々の放射線を浴びるのは本当は体にいいのかも知れない。

だから放射線を悪いやつだと決めつけて、
過度に恐れることはないんだ。
それは昔からずっと身の回りにある。

浴びたらアウト、じゃない。
浴びる量が問題だ。


次は人体への影響についても少しだけ書いてみようか。
人間はどこまで耐えられるのか?
自分も詳しくはないのだけれど。

(つづく)

« 放射線の易しい説明(その1) | トップページ | 放射線の易しい説明(その3) »

基礎の解説」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/512349/51233109

この記事へのトラックバック一覧です: 放射線の易しい説明(その2):

« 放射線の易しい説明(その1) | トップページ | 放射線の易しい説明(その3) »